グリーン社会の実現に向けた競争政策研究会
グリーン社会の実現に向けた競争政策研究会
研究会の目的、内容及び議事の取扱い
1.研究会の目的
諸外国では、欧州を中心に、気候変動対策などサステナビリティに配慮した企業の
取組を競争政策上どのように考慮すべきかについて、活発な議論が行われている。
我が国としても、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取組を進める上
で、それを後押しするための競争政策上の方策は、重要な論点である。例えば、イノ
ベーションを不当に抑制しようとする企業の合意等に対しては厳正に対処する一方、
複数の企業が共同で行う自律的な取組であって、炭素中立の産業構造への転換に資す
るものについては、強く後押しすべきと考えられる。
以上を踏まえ、我が国として、グリーン社会の実現に向けた取組を後押しする上で
の競争政策上の論点について、広く知見を集めて整理を行い、それを共有するため、
本研究会を開催する。